釣行レポート

長野釣行~超小場所でイワナを狩る

3日間の長野釣行初日

ちょうど梅雨に入る頃、3日間の休みを取って、自分の中の聖地である長野県某所へ。この辺りにはたくさんの川が流れており、日々釣り人に叩かれていて難しいものの、美しい景観と釣れたら綺麗な魚が釣れるということで、年に数回通っている好きな場所だ。

今回は、初日(金曜)ひとり釣行、2、3日目は俺鱒メンバーと合流して釣るという盛りだくさんな会ということで、車で向かう道中からテンション上がりっぱなし。ルアーの動きを妄想しながら意気揚々と現地に向かった。

地元横浜を10:30に出発、途中談合坂で最初の休憩。距離があるので、さすがに何度かは休んでおきたい。このとき、ちょうど昼頃だったこともあってここでランチタイム。餃子屋が空いていたので並んでみると、山梨なのになぜか浜松餃子。少し疑問に感じながら黙々と食べたが、山梨で食べる浜松餃子は意外にも普通に美味かった(笑)。ボリュームはやや足りなかったが、食べすぎるとウェーダーがキツなるため(笑)、昼はこれのみで終了、そこから一気に目的地へと走った。

休憩時に入った餃子屋さん

実績の小場所で釣り開始

15:30にようやく現地に到着。夕まずめまでの2~3時間なら投げることができそうだ。早速、支度を済ませ、ひとりで川に入水、ここからスタート。

こちらは広い所で川幅3mあるかないかの超狭いエリア。普通なら見逃してしまうような川だが、この近辺にあって毎回宿泊しているペンション支配人から釣れると教えてもらったとっておきの場所だ。

もちろん、周りにはいわゆる一般的な川幅、流れといった川も多数あるのだが、ボウズだけは免れたいというビビリ精神が出てしまい、過去実績のある川=安全牌を選んでしまった(苦笑)。

広い所で川幅3mあるかないかの超狭いエリア

本日の釣行は、色々な釣り方で楽しみたいとルアーとテンカラの二刀流で臨むことに。ルアーフィッシングは、最近買ったパームスの限定レラカムイで長さは小場所用に4.2フィートを、またテンカラは、コスパ最強、かなり使いやすいテンカラ源2.4mをチョイスし、どちらも短竿とした。

また、虫嫌いとしては、近寄って来られては困るため、念の為、虫除け実績のある「おにやんま君」を帽子に装着。これで心置きなく釣りに集中することができそうだ。

参考記事:効果ありなし?「おにやんま君」を釣りで使ってみた結果

虫除け実績のある「おにやんま君」を帽子に装着

テンカラ→ルアーで勝負

まずはドライフライテンカラで攻めてみる。5投ほどしたものの、無反応。上流へと歩く。その後、小さな流れこみがある場所へ投げたところ、バシュッと魚が反応。しかし、気を緩めていて一歩反応が遅れ、魚を掛けることができず。

だったら空中戦から水中戦を展開しましょと、いわゆる通常のテンカラ(ビーズが入ったやや重い毛鉤)を投げるも反応はなし。その後も30分ほど粘るも一向に反応がないため、ルアーゲームにチェンジすることにした。

今回チョイスしたロッドはパームス レラカムイのオールグラス。やや感度が鈍いものの、アタリがあったら上手く絡め取ってくれるシロモノ。過去に魚を釣ったときも、なぜだかバレる気がせず、掛けてからの勝負に安心感がある一本だ。

こちらに釣りたいルアーNo.1のミノーを付けたいところだったが、今回水がやや濁っており、そうしたシチュエーションのときには魚の側線を刺激する?波動系が良いと頑な信じていることもあって(自分の中で実績がダントツ)、これまた安全牌のスピナーをチョイス。こちらを付けて残りの短時間勝負が始まった。

Silver Creekスピナーを使用

使用したスピナーは、ダイワの「Silver Creek スピナー」。立ち上がりが早く、振動もそこそこあるので、かなり気に入っている。それにここぞというときには、魚を呼び寄せてくれるので、必ずワレットケースには入れている(個人的には、ミノーオンリーではなく釣れればなんでも使う派)。

ダイワの「Silver Creek スピナー」

また、渓流ではシングルバーブレスを使用しているので、元々付いているトレブルフックは外して交換するのだが、こちらは人気のARスピナーなどと異なり、スプリットリングが付いているので、簡単にフック交換をすることができる。

できれば最初からトレブルフックは付けて欲しくないのだが、気軽にチェンジすることができるのは、せめてもの嬉しいポイントかもしれない。

サイズに関していうと、2.0g~6.0g(5.0gを除く)と1g刻みで販売されているので、ルアーの選択を細かくすることができる。個人的には、2.0g、3.0gを川の深さによって使い分けている。

今回使用したのは、チャートが魚の反応が良いとの文献を見て以来お気に入りのチャートの2.0g。魚がいれば、実際何色でも喰ってきそうだが、自分が信じたカラーを投げる方が確率が上がると信じているので、これを使ってみた。

流れの変わる場所でヒット

そうこうしているうちに、前回魚を掛けたポイントへ到着。ここは小さな滝のような流れがあり、その直後の流れが緩む、深さが50cmほどの場所に魚がついている、いわゆる教科書のような場所だ。

まずは奥の強い流れの中にキャスト。カウントダウンはせずに着水後からのリーリング。数秒後にポイントとなる緩い場所にルアーが通過する、ここでアタリがある…と思いきやなかった。

ここに付いている魚はまさか誰かに釣り切られた?という心配を胸に、2投目をキャスト。今度はポイント通過時の直前に少し沈ませ、中層したくらいをイメージしてリーリング…。するとひったくるような鈍いアタリ。グラスロッドはやはりカンとかゴンとか言わないなと思いながら、リールを巻くもやや緩めていたドラグからラインが放出される。これはデカい!?と思いながら、ゴリ巻きすると顔の大きいのイワナが現れた。パワーがあったので、尺越えと思っていたが、25cmとまずまずのサイズだった。

写真だけ撮らせてもらい、すぐに川へお帰りに。横になることもなく、元気に泳いて元いる場所へ行ったのを見たら、なんだかやり切った感が出たのでこれにてストップ、終了とした。

25cmのイワナ

標高が比較的高い場所で、一見すると見逃されるくらい小さな川には改めて魚がついていると実感した今回の釣行。

狭いし、暗いし、ひとりで回るにはやや勇気がいるものの、こういう場所こそ狙いどころ。

もし、そういった場所を攻めたことがない方は一度攻めてみてください。元気なイワナが潜んでいるかもしれませんよ。

Tackle

ギアブランド
RodRERA KAMUY RKVC-42XUL / W2(PALMS)
Reel21 SLX BFS LEFT(SHIMANO)
LineSUPER TROUT Advance Bait Finesse PE X4 0.6号 (VARIVAS)
LeaderSUPER TROUT Advance EXTREME SHOCK LEADER NYLON 1.5号(VARIVAS)

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この記事を書いた人

ICE9
横浜在住。道具フェチ。ルアー&テンカラアングラー。
 

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