ワレット
当然のことながら、ルアーやフライ、テンカラゲームにおいて、魚を騙すための擬似餌〜ルアー、毛針〜は欠かせない。
フック(針)がついているため、そのままバッグやポケットの中に入れることは危険なこともあり、大抵の人がルアーケースを使っている。
一般的には、安価な透明のプラケースがルアーや毛針入れとして使われることが多いが、革で作られたケースもすこぶる良いので今回はあえてこちらを紹介したい。
私が渓流ルアーフィッシングで使用しているのは、Jackall103の牛革製のワレット。
透明のプラケースに比べ、パッと見でツアーを目視することができないし、重量感があるため、少しでも荷物を軽くしたい渓流フィッシングでは向いていないかもしれない。
しかし、こだわりを持ち、道具で所有欲を満たしたい渓流アングラーには、刺さる逸品かと思う。
Jackall 103 ワレット
私が使っているワレットは、
サイズ:縦10cm×横15cm
重量:155g
の片手で持ちやすい、使い勝手の良いサイズのもの。
革は牛革を使用、厚みがあって頑丈なため、タフなシチュエーションでも使うのにピッタリ。もちろんプラケースのように割れる心配もないため、極端なことを言うと半永久的に使える品だと思っている。
購入時は綺麗なヌメ革だったが、長い間の使用により、飴色に変化。経年変化を楽しむのが好きな人、傷自体もアジとみなせる人はハマること間違いないと思われる。
ルアーの格納部にはふわふわのフェイクファーを採用。ルアーを傷つけることがない配慮がなされているのは有難いところ。
こちらは輪っかにフックを刺して仕舞うのだが、バーブレスフックを使用している人にとっては、非常に入れやすく、外しやすいため、プラケースに負けない快適さがあるのもこの商品の特徴となっている。
両面開きとなっており、左右で最大22個のルアーを格納することができるので、ルアーチェンジを繰り返すアングラー好みの仕様となっている。
特にミノーやスプーンは綺麗に収まるので、釣りをせずとも見ているだけでも楽しい。酒好き、渓流ルアー好きならこれを見るだけで酒が飲めるはず(笑)
他に嬉しいポイントとしては、ケースのつまみ部にマグネットを使用し、フックを引っ掛けるルアーホルダーとしているところ。そのため、ルアーチェンジの際に、石の上などにルアーを置くことなく、スムーズに交換をすることができる。非常に便利な機能なので、ぜひ一度試して欲しい。これは透明なプラケースではできない、革製品ビルダーのこだわりポイントな気がしている。
職人が時間と手間をかけて、丁寧に作り上げたワレット。
まだプラケースを使っている人は試しに一度使ってみて欲しい。
その使い勝手の良さに驚き、経年劣化によりイケオジ?のようにカッコよくなる姿により愛情が湧くはずだから。